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  2014-09-26


釣行レポート_81 10%の法悦



朝4時

今季最後の渓に向かう。

狙うは秋の大ヤマメ。


下流域は前回別れを告げた。

今日入渓予定の区間はこの時期初めてだけど、春にリサーチ済み。

水量は比較的安定している川なので晩夏に減水したとしてもここには入るかもしれない、

と目星を付けたポイントが4つある。


一番上のポイント。すぐ際に駐車スペースがあり降りるのも容易。

人がひっきりなしに訪れているのは現場を見ても明白。

せめて可能性が高い時間帯に入っておきたかったので朝一入ってしまう。

淵尻の岩周りをしつこく通すとゆっくり追いかけてくる魚影を確認。

サイズは大きくないけれど、パターンのきっかけを掴んでおきたいので

あの手この手でヒットを狙う。・・・が最後の最後、ツンっと触れるだけで帰っていった。

結局その場では魚の顔を見ることはなかった。


そこから一つ下の堰堤まで下ってみる。

よさそうなポイントがいくつかあるのに魚が全く出てこない。

堰堤に到着する手前の取水用水路で、岩魚とヤマメがでてきた。

この堰堤は今日の最後に辿り着く場所になる。

数時間後、ここに立つ自分はどんな道のりを越してきているのか・・・

と想像すると怖くなるほど、この区間は無反応だった。


一旦川から上がり下流へ。ここから一気に釣り上る。

入渓してすぐ、葦の際から岩魚が飛び出てきた。

P1070315_2 2014_09_26_1

その後、目星を付けていたポイントの2つ目に到達するが、ここもスルー。

足元にストリンガーが放置されているところをみると

さぞかし良い思いをした過去の人が法悦に酔っていたのだろう。

これだけで、ここにはストリンガーで留めておきたいと思うほどの「何か」が

居た可能性が高い。それで結構情報になりますよ。ありがとう。過去の人。

(ストリンガーとは、釣り上げた魚を一旦保持しておく大きな安全ピンみたいなものです。
海ではよく使いますが、渓流ではあまり目にしません。)

その後も釣り上がるけれど、流れの中からの反応が無い。

更に、今までと変わらないポイントでまたしても岩魚が。

う~ん、マズイ・・・河川選択を間違えてしまったか?・・・

いや、どこかには居るはずだ。

90%の不安と10%の自信を胸に進むと3つ目のポイントに。


4つの中で一番水深があり、白泡の湧き上げも長く攻めにくい場所。

淵尻に急な駆け上がりが斜めに出来ていて、そのラインを流せるよう慎重に立ち位置をとった。

駆け上がりの対岸寄りにちょうど急須の注ぎ口のようなエグレができている。

一投目に投げたヘビーウエイトのサンプルに何かが反応したように見えた。

と、駆け上がりの途中まで追いかけてきて帰っていく20cmほどの魚。

すかさずもう一投。エグレに差しかかった時、なんとも言えない衝撃が走る。

! 

先ほどの魚ではない。水中でもんどり打つ赤黒い巨体。

駆け上がりで見事な跳躍、シャッターを切ったように脳裏に焼きつく秋色。

押しの強い駆け上がりでこのパワーに好き勝手やらせたら針が伸びる。

強い流れを味方につけて一気に寄せ、驚くほどスムーズにネットで掬う。


P1070325(改)_2 2014_09_26_2

・・・・! 威風堂堂。


P1070363_2 2014_09_26_3


しゃくれた顎、落ちた鼻、はっきり浮かんだパーマーク、

黒点まで染まった秋色の下に残したヤマメらしさ、

飛び立たんばかりに肥大した胸鰭、微塵の擦り切れや欠損もない尾鰭、

どこを見ても傷一つ無いボディ、そしてこの体高。

支流域でこれほどまでに成長した魚体に出逢える確立とは、はたしてどれほどだろうか?

P1070328_2 2014_09_26_4


撮影後、しばし・・・いや、かなり長い間見入ってしまう。

それでもあまり長時間はよろしくないので、そっと流れに帰すと元気に戻っていった。

見送った先を見つめたまま、その後も法悦に酔っていた。

“過去の人”、その気持ちがよくわかりましたよ。


・・・ただ一つ、40cmに届かなかったのは神様から与えられた今後の目標でしょうか。

これ以上の魚に出会う?・・・いつになるのかなぁ・・・

おっと、忘れ物無いかチェックしないと!


その後は、それまでと変わらずほとんど何もないまま、一日が終わった。



この川には、去年・今年と通い、たくさんの魚に出会い、いくつもの事を勉強させてもらいました。

来年はここで得たことを引っ提げて違う河川にチャレンジしたいと思います。

次に来るのはいつになるか・・・それまでお別れです。

ありがとうございました。


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非公開コメント

No title

凄い!綺麗!カッコイイ!
幸せな瞬間でしたね‼
当方も残り二日間、頑張ろう(^_^;)

おめでとうございます♪これは凄い!日頃から頑張ってきた甲斐がありましたね!

No title

>釣り吉さん

私が一番びっくりしております・・・
締めくくりには、上出来です!

残りも、お気をつけていってらっしゃいませ!

No title

>ブルーマンさん

ありがとうございます!
驚くほど冷静でしたが、リリースした後、手が震えました。

いつかブルーマンに追いつけるよう、
これからもガンガンいくんで夜露死苦!

No title

一握りの可能性の中から掴んだ幸運のヤマメですね! おめでとうございます(*^_^*) ずっしりとした立派に熟れた魚体に触れた感触は格別だったことでしょう!! 嗚呼うらやましや(笑)

No title

>Makoさん

それまで非常にマズイ空気が流れておりましたが、
信じて進んで良かったです!(かなり疑心暗鬼だったのはナイショです)

あれほどのパワーを持ったヤマメに触れたときはもう興奮でしたね!

あ・・・相手もオスだった・・・そのケはありませんよ。
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(株)南安精工が管理、運営するblog。機械切削による渓流用バルサミノーでの釣行を中心に日々を綴ります。

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