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  2016-09-13


釣行レポート_90 蝕まれた先に


ここのところ台風の連続により各地で被害が相次いでいます。

この時期の降雨は釣り人にとってはチャンスですが、

水位や1日の天気の動向をしっかり確認し、

急な増水、また山裾は地盤が緩んで崩落の危険もありますので

釣行の際には十分注意が必要ですね。



さて、シーズンも終盤戦へ突入し、アマゴ捜しも佳境へ。


毎日確認している本流の水位計が、降雨後40cmほどの増水を示した。

その3日後の週末、早朝に車を走らせる。

前回の岩魚の渓をスルーし本流へ向かうと、

残念ながら水位は通常に戻ってしまっていた。

試してみたい事もあったので、とりあえず当初の予定通り

止まりそうな場所をポイントで入っていく。

P1080036_2 2016_09_13_1


・・・が、やはり週末。

皆さん考える事は同じようで予定している場所へは

朝一入れたのみで他は全て先行者有。

しかもルアーメーカーのステッカーが貼ってある車もあり、

早々に見切りを付け2番目の渓、本日の本命へ。


こちらは本流に注ぎ込む支流ですが、なんといっても釣れるアマゴが綺麗。

しかも本流からの遡上もあり、居着きと両方狙えるという涎ものの渓。

こちらもポイントで入っていくと、ところどころで綺麗なアマゴが出てきてくれる。

P1080042_2 2016_09_13_2


先行者を避けて空いている区間へいくつか入るが・・・何か雰囲気がない。

増水した傾向はある、 魚の反応も悪くない、 けど出る気がしない。

更に支流まで追いかけて来季に向けてサーチした後、移動。


次の渓は、以前入渓口を探すも見当たらずに断念した、小さくそして深い谷。

上流部に入ろうと以前は右往左往したけど、入渓口が無いなら下から登るしかない。

という事で下流部の薄い流れを打ちながら上流を目指す。

DSC02911_2 2016_09_13_3


初めての川なので先ずは魚の確認と魚種の把握。


この「居るのか居ないのか、何が出るかも分らない」ゾクゾク感、

とてつもなく高揚する、自分を蝕んでいる中毒。

いつか治るのかなぁ・・・・・なんて考えていたら魚影確認!

4投目でヒット、正体は・・・岩魚。

魚はいた。 次はお目当てのアマゴを捜す。

・・・・・が、案外簡単に発見、大きくは無いけど秋色に黒ずんだアマゴ。


お目当ての魚種を確認した事でさらに高揚してしまう。

必要最低限の条件は揃っているようだ。 あとは理想の魚を捜すのみ。


ぽつぽつ現れるちょっとした深み、その何箇所目かの小さな落ち込み。

底は岩盤帯で、流れが落ち込んでいる脇のエグレを

ヘビーウエイトのサンプルで表層から誘う。

しつこく流すも無反応なので、落ち込みの裏に滑り込ませるイメージでカウントダウン。

2カウント後2アクション目で水草にでも引っかかったような重みが乗る。

必死に針を外そうと首を振りながら、オレンジ色を浮かべた白いお腹を見せつけるように

ゆっくりと白泡の湧き上げから姿を現す。

いい岩魚だなぁ・・・・と思った次の瞬間、寝返りを打った魚が岩魚では無い事に気付く。

・・!!  アマゴだ。

一気に脳内に何かが走り回る。

首を振りながら、不気味にもすんなり寄ってきた魚を掬おうとすると、

やっとピンチに気付いたのか大暴れするアマゴ。

すんなりネットに入るサイズではない。

無理に掬って外れでもしたらショックで体毛が全て白髪になるので、

一旦走らせてから、ゆっくり頭から寄せて強引にネットに押し込む。

DSC02866_2 2016_09_13_4


パーマークを浮かべた、秋の雄アマゴ。


DSC02793_2 2016_09_13_5


頭の中は高揚を通り過ぎ、ほぼ脳は溶解寸前だった。


DSC02770_2_2 2016_09_13_6



そういえばどれほどこの水系に通っただろう・・・

大した情報も無く、国土地理院の地図と航空写真を頼りに狙いを絞り、

ひたすら自分の勘を頼りに奔走してきた。

その結果が今、目の前に荒々しく息を継ぎながら横たわっている。

道のりが困難であればあるほど報われた瞬間は・・・言葉にはできない。

釣りに限ったことではないが、こんな体験をさせてくれた魚に心底感謝します。


とても元気が良く、中々良い写真が撮れなかったけれど、

あまり長時間は良くないので撮影もそこそこにメジャーを当てる。 48cmを指していた。

挨拶をしてプールに放すと、何故かターンして自分の足に寄り添うカレ。

・・そのケはないので更に1段深い場所でもう一度リリースすると、

一目散に元のエグレに消えていった。


DSC02897_2 2016_09_13_7




さて、今日は理想としているアマゴを何とか拝む事が出来た。

しかし、また別の目標のアマゴが2種いるのでそれを求めてまだまだ行きます。


自分が蝕まれている病のような中毒の先に、

あの瞬間が待っているかと思うと・・・



治るはずがないですね。


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非公開コメント

なんですと!?

よんじうはっせんち!?
しかも渓流で…

お見事!というしかないです。
信じて通った渓流でこの魚…もう、脳みそ溶ける…気持ちだけはわかる気がします。

私もそんな経験…してみたいものです(^^ゞ

No title

>いちさん

なんとか拝むことが出来ました!

結果が出にくい+いちさんの釣果のプレッシャーに

何度も折れそうになりましたが、信じて良かったです。

まだまだ行きますよ~~・・・ってあと何回行けることやら・・・
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Author:nanfisher
(株)南安精工が管理、運営するblog。機械切削による渓流用バルサミノーでの釣行を中心に日々を綴ります。

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